おんりー☆らう゛



冗談と聞いて、奈々は少しムッとする。





「もー!最近こーき冗談ばっか言うー!」

「だって、お前いじんのマジでウケっから(笑)」





そう言って、チラッと奈々を見下ろしながら、くっくっ…と笑う聖。


奈々は、むぅ…と口を尖らせて、聖から視線を外した。






「くッ(笑)はぃ、綿菓子w」

「…ありがと…」





預けていた綿菓子を受け取っても、奈々は口を尖らせたまま。






「んな膨れんなって(笑)可愛い奴w」





…可愛い?

冗談ばっかり言ってあたしをおちょくって…


あたしが怒ったら、可愛いって?



…なによ、それ






「…バカ」





下を向いたまま、呟くように言った奈々の言葉を聞いて、「バカァ?(笑)」と、また笑いながら流す聖。




また笑ってバカにしてんの…?


…もぉ!!!



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