おんりー☆らう゛
「おねーちゃんw」
声がして振り向くと、知らない男性たち。
うわっ…こっちも!?
「こんなとこで何してんの〜?」
「こいつ…彼氏〜?」
1人が秀を見て、首を傾げる。
んなっ…!!
こいつが!!?
「こんな人…違いますッ!!!」
「じゃ〜1人だよねw」
ニッと笑って、仲間たちと視線を交わす。
「浴衣可愛いじゃんw俺らと屋台行こうよ。おごってあげるから〜」
屋台っ…
そーいえば全然食べてないからお腹空いてるけど……
ついてったらダメだ!!
「結構です…!もうお腹いっぱいですからッ!!!」
ぐぅ〜…
そう言った瞬間、正直なお腹は空腹を知らせる。
真っ赤になる奈々を見て、目を細める男。
「へぇー…お腹いっぱいなんだぁ…(笑)」
「………」
奈々は黙って俯いている。
「1人でこんな暗いとこいたら危ないよ〜?俺らみたいなんが来るからねぇーw」
自分でゆうなよっ!!
てかそー思うなら寄ってくるなっ!!
「あたしに構わないでッ!!!」
「い〜じゃんちょっとぐらいw」
「絶対嫌ッ!!!」
「行こーってばw」
ぐいッ…
それでもしつこく、男たちは奈々の腕をも持ち出した。