おんりー☆らう゛
「触んなッてばッ!!!バカ!!!」
「バカじゃないもーんw」
男はヘラヘラ笑いながら、奈々の腕をがっしり持っている。
「バカバカバカッ!!!」
奈々は必死で腕を引っ張るが、男の手からは逃れられない。
〜〜〜〜!!
力強すぎんだけどっ!!
「力弱ぃねー(笑)」
「…うるさいッ!!///」
ガンッ!!!
バカにされて、カッとなった奈々は、腕を掴んでいる男のスネを思いっきり蹴った。
「ってぇー!!!スネは痛いって!!!ゲタだし!」
「ざまーみろッ!バーカ!!!」
奈々は憎らしげに、舌を出す。
男もさすがにイラッとして、奈々を睨む。
「…このアマッ…!!!」
「い―や―だ―!!離せッバカ!!!」
動かない奈々を引っ張って引きずりだす男。
奈々はかかとを地面につけて、ジリジリとストッパーを止める。
「バカしか言えねーのか(笑)」
「そーよッ!バーカ!!!」
「…ちッ…だんだん腹立ってきた…」
男はだんだん、本気でイラついたような顔をしてきている。
…ちょっとヤバイ系…?
でも、なんとかしてこいつらから逃げて、早く聖探しに行かなきゃ!!
そんで、やっつけてもらお!!
…そのころ、聖は。