おんりー☆らう゛
「………いきなりなによッ//」
「んー?なんとなくw」
そう言って、しらこく目を反らす聖。
聖は、わざとそう言って奈々を誘っているということを、奈々は知っている。
でも、奈々はそんな聖の意地悪なところが、大好きだ。
なーんか、ハマっちゃうんだよね〜
あたしって…結構ドM?(笑)
「んー…じゃーして?」
奈々の答えを聞いて、背けた顔を戻し、満足そうに笑う聖。
も〜…聖って、ほんっとドSっ(笑)
「お安い御用です」と言いながら、奈々の後頭部に手を回す。
そして、聖がゆっくり奈々の顔を近づける…
「――――よぉー!聖じゃねぇーかw」
「「―――ッッッ!!!」」
聖の背後からの声に、びっくりして慌てて顔を離す聖と奈々。
奈々がゆっくり聖の肩から顔を覗かせる。
そこには、よく知っている人物が、ふふんっ、といったような表情で立っていた。