おんりー☆らう゛



今日もあたしは朝、真美と龍雅と登校していた。

聖に会うのが楽しみだった…



でも…まさか今日が運命の日になろうとは思ってもいなかった…





「♪〜」

「ご機嫌だね♪」

「あいつに会うからだろ?」

「ち…違うよお!!!//」






2人にからかわれて、顔を赤らめる奈々。

図星だな、と笑う2人。






―――そこへ、数人の男子が現れた。



…誰?
この人たち…

龍雅の、知り合いかなあ??




「おい。お前浦安とか言ったな?聖の女なのか〜?」





1人の男が奈々の前に立ちはだかる。


…え?あたし!?






「へ…?ちが…」


「ちょっと顔かせよ」

「え…えぇ?!」




もう1人の男が、奈々の腕を引っ張る。


ちょっ…いきなりなんなのっ!?






「奈々っ!!!」

「てめぇら離せよ!!!」


「うっせぇガキ!!!」





バキッッ!!!


さらにもう1人の男が、奈々を助けようとした龍雅を殴った。






「―――っ!!!」

「龍雅!!!」






よろける龍雅と、駆け寄る真美。

男はさらに、龍雅を殴ろうと近寄った。






「俺らに刃向かうなんていい度胸じゃねーか」

「やめて!!!龍雅に手出さないで!」




奈々が男に向かって身を乗り出す。





「おら。今のうちにとっとと行くぞ!!!」





男たちは、奈々を連れたまま走って行ってしまった。


真美が真っ青な顔で龍雅を見る。





「たいへん…!!!龍雅!どうしよう!!!」

「…そうだ!!!」






ダッ!!!

龍雅は走り出した。






「龍雅?!どこ行くの?!」






真美もそれを追い、たどり着いたのは、屋上。


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