おんりー☆らう゛
「!!!」
次の瞬間、聖が奈々を抱きよせた。
えっ…!!?
なになになになにっ!!?///
「…こ…こーきっ?//」
「俺さぁ…今まで人なんて助けたことねーんだよ。いつも自分がやっちまう方で…誰かがやられてても見向きもしなかった。」
な…なんで今、そんなことっ
やばい、あたし、心臓絶対ばくばくいってる…
「でも…なんかお前だと…体が勝手に動いて…なんか…助けたかった。なんでだろうな。」
「///」
バクバクバクバク!!
奈々の心拍数が上がる。
こ…こんなことされながら、そんなこと言われたらっ…!!//
聖の腕の中で、奈々は顔を真っ赤にしていた。
…ねぇ、聖?
それってさ……
「俺……。」
ボソッと、聖が奈々の耳元で囁く。
奈々は、ドキッ!と心臓をはねさしながら、聖の声に耳を傾ける。
「…なに?」
「な…なんでもねぇっ//戻ろーぜ!」
「う…うん//」
な…なんだったんだろ?今の…
てゆーか…
なんか…赤い顔して、優しく接してくれる聖にドキドキしてしまった。
助けてくれた時…本当に嬉しかった。
あたし…聖が好きなんだ