おんりー☆らう゛
――そのころ、奈々たちは。
「どこ行ったんだろうね。」
「うん…」
急に龍雅を連れてどっか行っちゃって…
なに話してんだろ??
聖たちが出て行った方をずっと見ている奈々を見て、真美が「ふ~ん♪」と口元を緩める。
「…ねぇ。ずっと思ってたんだけど…奈々ってさぁ…池谷くんのこと好きでしょ?」
「えッッ!?//そ…そそそそんなことなぃよッッ!!」
奈々、動揺しすぎ(笑)と、笑う真美。
奈々は顔を真っ赤にしている。
「うちらに隠し事はナシでしょ!!!」
「う……そ…そうです//」
やばい…バレてた…
あたしって、そんなにわかりやすいのっ??//
「やっぱり〜♪でも、向こうも奈々が好きなんじゃない?」
「え?!それはないよ〜//」
「だってさぁー。あの池谷くんが…必死で奈々のこと助けに行ったんだよ?!ほんと皆びっくりしてたし!あの人、そんなことしたことないんだって!奈々が初めてらしいよ♪しかも…奈々にだけ笑顔見せてたし!」
「そー言われたって…」
それは嬉しかったけど…
でもそれで好きって決まったわけじゃないしっ…//
てか、浮かれてて違ったら恥ずかしいし悲しいしっ!!
「告っちゃいなよ!絶対大丈夫だよ!」
「ええ!?そんな…//」
こっ…こここっ…告るとか!!
無理無理無理無理っ!!///
あたし、自信ないよ~><
そこへ龍雅が走ってきた。