おんりー☆らう゛
「け…結構です!」
「いいじゃーん♪行こ行こ!!!」
うわ!!触ってきた!!
「は…離してください!!!」
「離すもんか!!!」
「キモ!!たっ…助けて…」
聖ッッ―――――
「―――おい」
「?!」
背後からの声に振り向くと…ジュースを両手に、すごい剣幕で男を睨んでいる聖がいた。
「何してんだてめー…」
こ…こーきが来てくれた…
―――てか、なんか…かっこいいっ…///
「おやー?この怖いお兄ちゃんは誰かなぁー?」
「聖ッッ!」
緩んだ男の手からすり抜けて、聖の後ろに隠れると、聖はあたしを庇うように前に出てくれた。
「てめぇ…俺の女に手ぇ出すんじゃねぇ!!!とっとと失せろ!!!」
「ひっ…ひぃ〜!!!」
男はベソをかいて逃げていった。