おんりー☆らう゛



「…大丈夫か?」

「うぅ〜…」





聖の背中に隠れながら、ちょっと出ていた涙を袖で拭う奈々。


なんか聖が来てくれたら…安心して涙出てきちゃった…







「………」







聖は、ベンチにジュースを置き…



ぎゅっ…




戻ってきたかと思うと、正面から奈々を抱きしめた。






「!!!こ…聖?!」

「お…落ちつくまでこうしててやるよ」

「あ…ありがと//」






奈々もそっと、聖の背中に手を回してみる。




聖…また、助けてくれた…


それにさっき、「俺の女」って…




あれは…聞き間違いじゃないよね?







「…にしてもお前、よく男に絡まれんなぁ」





ドキドキしている最中、聖との身長差は30センチほどあるため、頭の上から声が聞こえる。






「んー…なんでだろうね」


「…かっ…可愛いからじゃねーの?」





そーかなー?


……え?

…ええっ!!?

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