おんりー☆らう゛
次の休み時間。
龍雅と腕相撲している聖を見て思い出した。
「あ、ねぇ。聖。1つ約束して?」
「んー?」
「もうあんまり喧嘩とか暴力しないでね?」
「は?!なんで!!!」
グイッ
「いててててて!!聖さんっ!!負け負け!!俺の負け!!」
「ああ、わりっ」
あ、話しながらでもちゃんと勝負は勝つんだ(笑)
…じゃなくて!!
「だって喧嘩とかやったら、聖も…相手も怪我しちゃうでしょ?それにもし…聖が死んじゃったら…」
「俺が喧嘩で死ぬかよ!!!てか…勝手に殺すなよ!(笑)」
「でも…」
後ろ向きの体勢から、横向きになってあたしの正面に座る聖。
「だいたいよ、そんじゃーお前が絡まれた時に俺、どうやって助け出すんだよ」
「絡まれるわけないじゃん(笑)」
「は!?お前…それマジで言ってる?!」
…びっくりする意味がわからない。