おんりー☆らう゛




「奈々ーーー!!!」

「!!!」




声がした。

誰かが走ってくる。


倒れていた奈々の前に、待ち望んだ人物が駆け寄った。





「お前!大丈夫か?!…血ィ…出てんじゃねーか…」

「こー…き…」




聖が…来てくれた…


安心からか、奈々の目からは涙が次々に流れ落ちた。


その後ろで…慚は聖を睨む。





「奈々…誰だそいつァ…」




聖は、奈々の頬を撫でてから、ギンッと慚を睨み付けた。




「…てめぇぇぇ!!!」
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