おんりー☆らう゛
数分後―――
奈々の家に到着した。
「聖!あそこだよ!」
「ここか?…!!!で…でっけぇ―!!!」
「そー?」
奈々の家は三階建ての庭付き一戸建て!!!
門をくぐって、家に入りながら、奈々が打ち明ける。
「お父さんが社長だからさ…」
「へぇ〜!!!」
「じゃー荷物持ってくるね!!!聖はリビングで待っててw」
「おうw」
奈々は階段を上がっていった。
聖はリビングを見渡す。
「っにしてもでっけぇー家だなぁ…。こんなすっげぇ家で…社長さんだろ?結婚申し込む時とか…親父さん、なんて言うんだろな…。…って!何言ってんだ俺は!!まだ早すぎだっつーの!!//」
1人でそんなことを言いながら、聖は自分の頬を両手で叩く。
聖の目線の先には、1つの写真立てがあった。そこには、若い男女2人と、小さい女の子が映っていた。
「これ…あいつか?ってことは…これが親父さんと…お袋さん??どっちも優しそうな顔してんじゃねーか…」
なのに…なんでこんなことになっちまったんだろ…
そこへ奈々が降りてきた。
「聖!お待たせw」
「おう!じゃー行くか!」
そのまま、次は聖の家へと向かった。