おんりー☆らう゛


龍雅が部屋に入ると、真美は地べたに座っていた。




「なんだよ、そんなとこ座って(笑)話って何?w」




いつものように笑って話しかける龍雅。


真美は戸惑いながらも…奈々と美奈の言葉を思い出して、話し出した。





「ねぇ…龍雅。」

「んー?」

「もし…もしだよ?」

「うん。」

「あたしが外国に引っ越したら…どーする??」

「…なんでそんなこと聞くの?」




真美は一瞬、ひるんでしまった。

っ…ダメだ……言えないよ…





「な…なんとなくだよ!」

「んー…そんなん俺死んじゃうかもなぁー…真美がいねぇと生きていけねぇし♪真美が大好きだもん♪」

「―――――」




今の真美には、あまりにも辛い言葉だった。


こんなの…絶対言えないッ…


真美は少し顔を伏せる。





「?どーした??」

「な…なんでもないよw」





真美は必死で笑顔を作ったが…笑顔になっていなかった。




「嘘つけ…泣いてんじゃねーか。」

「えっ…」




真美は気づかぬうちに泣いていた。




「…まさかほんと…とか?」

「…」

「んな…わけねぇよなッ(笑)はは…」

「…」




真美は顔を上げられない。


…でも…ここで言わなきゃ…


真美は、バッと顔を上げた。

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