おんりー☆らう゛



「あたし…アメリカに行かなくちゃいけないのっ!」

「!!!」




真美は涙が止まらなかったが思いきって話を続けた。




「ずっと黙っててごめんっ…でもあたし、龍雅とも皆とも離れたくなくて…ずっと言えなかった……でもさっき、奈々たちに言って、龍雅にもちゃんと言えってゆわれたの!!後悔してほしくないからって……あたしも後悔したくないから、ちゃんと言う!!ごめん!!あたし…龍雅のことも大好きだけど、お父さんとお母さんも大好きなの!だから…一緒に行って支えてあげたいの……自分勝手なことしてごめん…でもあたしは…アメリカに行くっ!!」




真美は言いきった。


途中で、龍雅の顔が見れなくなって俯いてしまったが、ちゃんと言えた。


龍雅は…何も言ってこない。

どれだけ怒られてもいい。
責められてもいい。


でも、あたしの気持ち、わかってほしい!!





…ここで、龍雅が小さく息を吐いて、やっと言葉を口にした。




「…遅ぇよ。」


「……え?」
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