おんりー☆らう゛
「迷惑かけたっていいんだよ。お前はなんでも1人で背負いすぎだぜ?辛いことは、2人で分け合った方がぜってぇ楽だぞ?」
「…龍雅…」
真美の目に涙が浮かぶ。
「俺、ずっと一緒にいてぇんだ…」
「あたしもッ…」
「俺、真美が大好きだ。」
「あたしも龍雅が大好き…」
「…俺らずっと一緒だろ?」
「うん…」
「だから…俺も連れてってくれねぇか…?」
「…うん。ありがとう…嬉しいよ」
「そっか…よかった。」
龍雅は強く真美を抱きしめた。
次の日、真美と龍雅は、真美の両親と一緒に、飛行機でアメリカへ飛び立った。
4人で見送りに行って…また会おうねって、約束した。
やっぱり寂しいけど…またいつか、絶対会えるよね!
あたしは、空に飛び立つ飛行機を見ながら、笑顔で手を振った。
機内で、真美と龍雅は、4人から受け取った手紙を手にしている。
「………」
「開けねぇの?」
「…開ける…」
カサッ…
真美は、奈々達からの手紙を開いて、龍雅と一緒に読んだ。