おんりー☆らう゛



「もしもし!?奈々?!」




慚が電話をした相手は…聖だった。




「もしもしぃー?」

「っ?!…誰だてめぇ…」




電話の相手の男の声に聖は戸惑った。


予想通りの反応に、満足げに笑みを浮かべる慚。





「俺だよ俺ー」

「…小田切っ…」


「なにっ?!」





そいつの名前を呼んだ聖の傍で、裕毅が叫ぶ。

美奈も顔を青ざめる。




「偶然奈々と今会っちゃってさぁー♪今俺のホテルでヤってる最中ー♪」

「…はぁ?!?!」

「お前に捨てられて寂しそうだったからーw抱いてやってんの♪」

「あ゛ぁ!?捨ててねぇ!!てめぇ!奈々になにしてんだ!!!」

「そろそろそっちに返してあげるよーwじゃぁーねぇーw」






ピッ…ツーツー…

慚は、一方的に電話を切った。




「くくく…(笑)」




そこへ奈々が戻ってきた。

< 95 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop