ダサい恋人



俺は我慢出来なくて千歳の口に舌を入れた。


「…んん…はぁ…」


千歳……頑張ってんな。


可愛い。

可愛い過ぎる……。


こんな奴に好きって言われて、黙ってる奴がいるかって。


しかも、自分一人だけ勘違いして勝手に暴走して、俺馬鹿みたいじゃん。



とんとん…


千歳が俺の肩を叩いてきた。


苦しいか?


俺は仕方なく放してやった。


「はぁ……勝美……今あたし……熱あるんだけど…。」

若干息が乱れながらも俺に訴える千歳。


あ……


「悪い、忘れてたわ。」

てか全部ぶっ飛んだ。



抱き締めた体を横にして布団を掛けてやった。



「大丈夫か?」


「…大丈夫にみえる?………あんたのせいだよ。」



はぁ……タイミングわりぃな……。



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