ダサい恋人
あたしはお兄さんから貰った紙を開いた。
そこには英語が沢山書いてあるアドレス。
こんなのいつ用意してんの…?
ばっ!
あたしが持っていた紙を勝美が乱暴に取った。
そしてビリビリに……
「なんでこんなこと…。」
「なんで俺はお前に携帯番号教えてねぇのに兄貴のを登録しないといけねぇんだよ。」
あたしはまだ勝美の携帯番号を知らない。
それに昨日それで自分に同情したばっかりだった。
「ご、ごめん。じゃあ…交換…していい?」
携帯を出して質問してみた。