ダサい恋人
そうなんだっ!
と言った南の笑顔が眩しく見えた。
「あたし、てっきり三島君が好きなのかと思ってた!」
と顔を真っ赤にして言った。
「そんなまさか…。あたし、男嫌いだし。今でもアイツと付き合ってるのだって信じられないもん…。」
まだ夢を見ているようで、目が覚めないみたい…。
「……ねぇ。なんで千歳達は変装してるの?」
変装ねぇ………。
もうしてないんだけど。
変装は必要無くなったのかな?
まだ、必要だな。
「あのね……」
あたしは南に話した。
南は真剣に話を聞いてくれた。
「色々大変だったね。」
と、感想の第一声だった