ダサい恋人


バンッ!!



「千歳っ!」



乱暴なドアの開け方であたしを呼ぶ人……



「あ……」


勝美だった。


「お前何で逃げるんだよ!俺だけ被害受けたみたいじゃん!」


みたいじゃなくて、受けたんじゃないかな……?


「ごめん。ちょっと南と話してた。」


「南?」



と言って片眉をピクッと釣り上げる。


そして、南の顔を見て、とんでもなく嫌そうな顔をした。



< 181 / 444 >

この作品をシェア

pagetop