ダサい恋人



取り残されたのは…


俺と三島。


気まずい…。


三島が千歳だったら、今すぐ抱き締めていたと言うのに…。



「三野。」


突然呼んだのは、三島の方だった。


いつもは「君」を付けて話しかけて来るいかにも生徒会長という感じなのだが


「話しねぇ?」



三島の爽やかな笑顔の皮が剥がれるのかもな。


「あぁ。俺も聞きたい事があったからな。」



立花のこととか。


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