ダサい恋人



「なんか…お前も大変だな。」


「当たり前だ。お前の悩みより遥かに大変だったわ。」


だよな。と言って納得する三島。


「……さんきゅ。なんかためになったわ。」


「まぁな、礼はジュースな。」


「分かったって。………なぁ、」


何かを話したかったのか少し近づいてくる。


それで手を口元に添えて、小声で言った。


「秘事間とは…?どこまでの関係?」


「………!」


今その事で悩んでいると言うのに!!


< 197 / 444 >

この作品をシェア

pagetop