ダサい恋人


トイレから出ると、まるで幽霊を見たかのように、凝視しながらあたしが歩く道を避ける人達。


最初は目立ちすぎ?って思ったんだけど、今は慣れて気にしない。


「気持ち悪い。」

なんて小声で言ってるけど丸聞こえ。


自分で気持ち悪くしてるからその言葉が誇らしく思える。


とてもありがたい。


教室に着くなり、席に着くなり、色々気味悪く思われるけど色々と静かだからゆっくり読書ができる。


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