ダサい恋人
泣いてるあたしの顔を覗きこむ三野……。
ひどいよ……。
「………ごめんな?ちょっとやり過ぎたな。」
「ば、ばかぁ……。」
「うん。ごめんな。」
まるで子供を扱うようにあたしの頭を撫でる。
なんか…今日1日でプライドズタズタだわ。
「秘事間…。今からちょっと話そうか。」
話す??
「?」
掃除は……?
「掃除は明日で良いだろ。話そうか。」
三野は午前中に座った椅子に腰掛ける。
あたしも隣に座る。