ダサい恋人
あれは、まだあたしが何も変装していない頃の中学時代
普通に友達がいて、楽しかった。
でも、時々困った事があって少し…いや…かなり大変だった。
「好きです!!付き合ってください!!」
真っ正面にあたしの顔を見て言う1人の男子。
「いや…その…」
あたし…この人見た事ないわ…。
初対面と付き合う…???
うん…無理だな。
「すみません。今好きな人いるんですよ。」
こんな誤魔化しを言いながら、逃げるように消えたあたし。
……こんな事は今回が初めてではない。
普通に、何回か同じような事があった。