ダサい恋人



緊張しながらも教室に一歩踏み出す南。



その後ろにはあたし。


みんなあたしと南に注目する。


さすがに慣れてきたかもしれない。


席にはもう三島と勝美はいて、仲良く話している。


この人達…この前まで他人のようだったような…。


「お、おはよ。」


少し頬を赤くしながら挨拶する南はとても可愛かった。


三島はそんな南に見とれている。


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