ダサい恋人



あたしも席に着いて、勝美におはよ。といった。


「あぁ……はよっ……っえぇ?」


あたしを見て固まるこの人はまるで芸人のような反応をする。



実に見事だ……。


「お、お前……どうしたんだよ…」


「ん?校則違反。」

初めての、と付け足した。


そしたら、はぁぁと大きなため息をついてうなだれた。



だ、だめだったかな?


南にやってもらったから意外といけると思ったんだけど…。



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