ダサい恋人



彼氏の名前はサッカー部の祐希君。



学年ではとてもモテていて、爽やか男子だ。


真紀ちゃんはみんなに対して、とても嬉しそうに照れていた。




それからも、真紀ちゃんと祐希君が一緒にいるところをよく見かけたりと


最近で言う「ラブラブなカップル」として周りには認識されていた。



真紀ちゃんはお昼には祐希君と食べるために抜けていた


あたしは残りの皆と一緒に昼食



「いいねぇ真紀ちゃん。超羨ましい。」



頬杖をつきながら遠くを見つめている子がいた。



「でも次は絶対に千歳が彼氏出来るよねぇ!!」



と1人の子があたしを見てこう言った。



「え??あたし!?」




無いでしょ!!

と思いながら、首を横に振る。




「だって千歳めっちゃ可愛いじゃーん!!!!」



いやいや……


お世辞はいらないから。

でも、出来るならば、あたしも好きな人が欲しかった。




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