ダサい恋人
「お邪魔します。」
「あぁ、邪魔されるぞ。」
………。
なんか…酷くない?
自分で誘っといて…そんな言い方って…。
「なんか飲むか?」
「あ、お構い無く。」
勝美は冷蔵庫から缶コーヒーを取り出して、テーブルにコトッと置いた。
「なんか俺等の兄貴、飲んでるみたいだな。」
「うん。そうみたいだね。」
あの2人…仲良さそうだね。
「二日酔いで帰ってこねぇかもな。」
うっわ……酔い止め薬…家に残ってたっけ…。