ダサい恋人
涙が止まらない…
枯れることを知らないみたい…
涙で濡れた頬に何かが触れた。
……勝美の手…
「大丈夫だから。優しくする。」
頬にちゅっと軽くキスをして、抱き抱えられながら勝美は歩いた。
そして、ゆっくりと降ろされたのはベッドの上。
勝美はあたしと向かい合う状態で座った。
「本当に良いんだな?」
「うん。」
迷いは無く、あたしは頷いた。
深くて優しいキスをされながら押し倒され、首筋に唇を移される。