ダサい恋人



制服に着替えて、チャリの後ろに千歳を乗せた。


全速力でペダルをこいで、チャイムがなる五秒前に席に着く事ができた。



ホームルームの時はゼエゼエ息を切らしながら、鈴木の話を聞いていた。


「はぁ…疲れた。」


確かに…疲れた。


そんな呟きを前の席の立花と三島がクスクス笑う。


……そういえば。

こいつ達はどうなったんだ?

昨日…こいつ達は本性明かしたよな?

ってか両想いなんだよな。

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