ダサい恋人



「あぁ、こいつ達は特別だ。俺の千歳だしな。」


違うから!


「へぇ……」


佐伯尚は頬杖をついてこちらを見つめる。


…何も言っていないのに、雰囲気が怖い…。


なんか猛烈なオーラが後ろから漂っている…


な、なんか……言わないと…。


「よろしく……」


「よろしくね。千歳。」


い、いきなり名前…。



しかも…なんかあたしの隣で不機嫌丸出しの勝美がいるんですけど…。


なんでそんな顔を……。


もうちょっと愛想良くしないとだよ……。


< 283 / 444 >

この作品をシェア

pagetop