ダサい恋人
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「はぁ!?クラス替え?」
新学期早々…勝美の大きな声は学校でも健在です。
でも確かにおかしい。
どうしてクラス替え?
3年は無いはずなのに…。
しかも…勝美と離れる確率が高い…。
ちょっとピンチです。
「千歳!」
遠くからあたしの名前を呼ぶ高い声の主は…
「南!」
後ろには…生徒会長…三島がいる。
「どうなったんだよ!三島!」
勝美が八つ当たりのように三島にキレ始める。
「んなの知らねぇよ!俺だって強制的に校長からの命令だったから、逆らえるわけねぇだろ。」
校長……。
なぜ校長?
「こんな所につったってないで、早くクラス表見に行くぞ。」
三島の一言であたし達は新しいクラスが書いてある掲示板へと向かった。