ダサい恋人



で、たどり着いたのは旧図書室。


勝美は無言のままドアを開けて、椅子に座る。


「あの……勝美…早くいかな、きゃっ!!!」


あたしは勝美に腕を引っ張られてバランスを崩した。


そしてあたしが勝美の間に入り、向き合った状態でいる…。


か、顔が……近い/////



「お前は……やってくれたな。」


ため息混じりにそう言われる。


「だ、だって…いつもみんな酷いじゃん。見た目ばっかで……」


そんなの許せないじゃん…


「お前…最近大人しくて可愛いって思ったのに…」


えっ………


あたし…前…そんな騒がしかったっけ?


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