ダサい恋人



俺は、その後にパンプスを買って、メイク用品も買った。



そして、トイレに行ってもらい、着替えて貰ってる。


多分…メイクはあいつ、出来ねぇな。


前に立花に教えてもらったとか言ってだけど絶対に忘れてるな。



はぁ…俺がやるか。


俺は一応あの女大好きクソ兄貴を持っているから、だてに弟をやっていたわけじゃねぇ。



……女が化粧を忘れたと言われれば、兄貴に買って来いとパシリにされたもんだ。



こんな事に役立つなんて…。



「……勝美。」


後ろで千歳の声がした。


振り返ってみると……最高。


「やっぱり変じゃない?」

メガネを外して、より一層可愛くなっている。


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