ダサい恋人



「………なるほどね。」



女子トイレでさっきの悩みを南に話した。


勝美が外見で選ぶような人じゃないのは分かってるけれど…


やっぱりちゃんとした勝美に似合う彼女でありたい。


「じゃあ、実践してみる?」


「な、何を…?」


南はあたしの質問には答えず、あたしのスカートを持つ。


「ひゃぁぁ!」



そして、かなりスカートを折り曲げられた。




上から見ることしか出来ないあたしは羞恥で顔を赤らめる。


折り曲げられる度に、あたしの足があらわになる。


……酷い…。


太い…。



「完璧だね。」


あたしの足元を見てニヤリと笑う。


…あ、あまり見ないで…。



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