ダサい恋人



俺は千歳の彼氏なんだよな?


一番わかってるのは、俺だよな?



俺は…千歳を笑顔にできてるよな……。


悲しませたりなんかしてねぇよな…。


「はぁ…」


ため息をつくことしか出来ない俺は本当に情けねぇ。


なんで佐伯なんだよ…。


俺がいるじゃねぇか…。


もっと頼れよ…。


「まぁ、なんか情報あったらお前に伝えるから。」


三島が俺の肩に手を置いて励ます。


……本当に勘弁してくれ…。



お願いだから傍にいてくれ……


抱き締めたいのに…すぐそばにいないのはとても辛い。



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