ダサい恋人
俺は次の日、バイトを休んで千歳と佐伯の行動を見ることにした。
まぁ、周りからみたらただのストーカーかもしれない。
今はそれでも構わないと思っている。
千歳の状況を知りたい。
アイツが俺に何も言わないのだったら、俺は動くしかないだろ。
…最近まともに話してねぇけど…大丈夫だよな。
キーン……コーン……
このチャイムで、監禁状態だった教室は解放され、すべての人が自由に行動する。
クラスの奴らがワイワイ騒いでる中、千歳が教室から出ていく所を見た。
すぐに追いかけたかったのだが…
「あれ?三野君、まだ教室にいるの?珍しいね♪」
女子に掴まった…。
最悪だ…。
最近知った事がある。
女子は手強い。
俺が睨みを利かせても、怖がりもしない。
なんか…苦。