ダサい恋人



そしてこの間のように


千歳が兄貴の酒と間違えて飲み干した。



「かちゅ……♪んふふ♪」


そしてこの有様。


「悪い、俺帰るわ。」


「またかよ…、つまんねえな」


元はと言えばお前が酒を頼んだからだろ!!


「まぁいい。帰れ。」



俺は千歳を抱き抱えて店を出ていった。


「かちゅ…おんぶ…」


「はいはい…」



甘える千歳は滅多に見れないから貴重に感じるが、逆に、何をするかわからないから大変だ…



「帰るからな。」


「勝くんのおーち?」


「あぁ。」


もうそれしかねぇだろ。


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