ダサい恋人



俺は千歳にキスをし、存分に翻弄する。



理性が崩れない程度に。


「……ん……ふ…」



だが、千歳の甘い声が男の本能を誘惑する。



……ダメだ…。


ヤバくなってきた瞬間に、俺は千歳の唇から離れて息を整えた。


……なぜか、理性との戦いで息が切れてしまっていた。



「んふふ♪」


でも千歳はご満悦みたいだ。


……ふぅ…一安心。



のはずが。



「なぁんか、あちゅくなったぁ♪」


と言って千歳は洋服を脱ぎ始める。


「おい!やめろ!」


それはいい加減に……


と考えていたら…


次々に上着を脱ぐ千歳。


「てめぇ……襲うぞ!コラ゙ァ」


「かつくん!ちゅー!」



なんか…とてつもなく大変だ。


やっと平凡な毎日になったのに…



だが、千歳だったら幸せだし、楽しいかもしれない。


幸せな苦労ってヤツだな。


……♪えんど♪……


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