ダサい恋人
千歳とイケメンが俺の方に注目する。
イケメンが歩み寄ってくる。
うわ。顔整ってる。
「だっせぇなお前。うちの彼氏にはまだ早ぇな。」
今の俺はダサ男。
そりゃあ、この人と今の俺じゃあ雲泥の差だろう。
「兄さん。クラスメイトだから。」
と面倒くさそうな顔をして言う千歳。
「そうなのか?」
「それに、今カツラ被ってるだけだし。」
ほらっ と言って俺のカツラを取る千歳。
「おぃってめっ!!」
勝手に取るなよ!
「ね?顔はいいでしょ?」
と千歳の兄貴に聞く千歳
「ま。あたしは男なんかどぉでもいいけど。」
はい。出ました。
千歳のお約束。