ダサい恋人
「うっわ。超イケメン。千歳やるな。こんな男手に入れるなんて、たいしたもんだ。」
「だから違うから。」
歩さんの言う事に千歳が冷静に突っ込む。
千歳の冷めた性格は歩さんが明るいからか?
「かっちゃん。マジ?彼氏じゃないの?」
なんて俺に話を振ってくる歩さん。
彼氏も何も……
「今日初めて話したんです。」
初対面同然……。
「はぁ?今季節は冬だぜ?お前達今まで何やってきたわけ?」
「んまぁ……色々と……」
カツラ被ってダサ男演じてますなんて言えねぇよな。
「あ。千歳と同じ?変装してるわけ?さっきみたいに。」
さっき考えていたことが聞こえてるかのように当てる歩さん。
ご、ご名答………。