ダサい恋人
「あ……、ダサ子。」
突然入ってきたこの言葉。
振り向いたら、隣に机を置いてこうあたしに言った人……。
「勝美………。」
ダサい勝美だった。
これも……
運としてついてるの?
「奇遇だな。俺25番。」
「……あたしは24番。」
奇遇なのか………?
「千歳、俺は教室ではヘタレキャラだから。あまり引くなよ?」
引くというより…
「あたし、あんたの演技で感動してる。」
この人表裏ありすぎだし。
「そうなの?」
「いっつも、可哀想だなって笑ってる。」
「おい!それって同情以下のけなし方だろ!」