ダサい恋人



俺は千歳の方に近づいていく…


近くにいくに連れて会話が聞こえてくる…。


「ねぇーいい加減遊ぼうよっ!」


「……断固拒否。」


うわっ、シビア!

「大体さ、なんであたしなの?ほら、あの子可愛いよ?ナンパ。してきなよ。」

まるでこの場から逃れたいように他の女の子を勧める

……が


「あんなやつよりキミがいいの。」

って素通りされている。

しょうがねぇ…。


助けてやるか。


「…………千歳?ごめんね?待った?」


わざと息を切らして彼氏らしく言ってみた。


「……は?」


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