ダサい恋人
「なぁんか…どう受け止めれば良いのかわからない。」
「……だな。」
確かに…。
そんな事言われたって、嬉しくないし
俺達は互いに苦手だからな。
「…あのぉ。」
俺達の目の前にスーツ姿の男が1人。
無駄に千歳が嫌そうな顔をしている。
「なんですか?」
「あの…モデルになってみたりしませんか?」
「「モデル?」」
モデル……?
「あの…恋人同士で。」
恋人……
「って…俺達?」
「もちろんです。」
「はぁ?」
と眉間に寄せて馬鹿じゃねえの?みたいに睨んでいる千歳。
まぁ…いきなりそういわれたら困るよな。