ダサい恋人
「おい三野!てめぇ逆ナンされてんじゃねぇ!早く処理しろ!」
バイト中の店内に仲村さんの声が響き渡る。
お客さんいるのに……
「はぃ!?逆ナンじゃないですよ。仕事中にそんな事やる奴なんか即クビでしょ?俺そんなバカじゃありません!」
勝美も負けじと声を出す。
この会話って……仕事終わったらじゃダメなのかな?
「千歳、ちょっとアイツの逆ナン止めてきて。」
はぃ?
「なんで?勝美逆ナンじゃないって……」
「アイツ……メアド聞かれてる。」
ほらっ と仲村さんが指差した方向に勝美がいる。
確かにお客さんが携帯を持って勝美に何か話している。