ダサい恋人
授業が終わって、昼休み。
いつも旧図書室。
誰もいない教室。
俺にとって穴場だ。
まぁダサ男も息抜きが必要なんだよな。
俺は購買で買ったパンを食いながら考えていた。
アイツ………千歳は三島が好き?
アイツの時だけ顔を真っ赤にしてやがる。
しかも恥ずかしそうに。
…………腹立つ。
千歳の秘密は俺しか知らないのに……
アイツが三島と付き合ったら、ヒトリジメ出来なくなる。
あぁ………なんか苛立つ。