蒼い絆



『夜分遅くに失礼しました。』



立ち上がるシュウにつられて後を追いかける。



外に出た途端、腕を引っ張られ抱きしめられた。



『リサ…。何があっても、俺が傍に居るから。な…?』



『うん…。ありがと。』



手をつないで車まで歩いていく。



『リサ…?』



『ん…?』



『卒業したら、一緒になろう?』



『えっ…!?』



聞き間違いじゃなかったの…?



『リサの卒業式の日に、俺は花束持って迎えに行く。』



『アハハ。なにそれ。』

















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