蒼い絆
『俺は絶対そんな顔させない。いつでも傍に居て、寂しい想いさせないよ。』
どうして……
この声が……この言葉が……
シュウじゃないんだろう……。
冷たい雫が頬を伝った。
私……泣いてる……!?
ヤバ……
こんな顔見られたくない……。
どう思われようと構わないから、
無言でその場から立ち去った。
すぐに掴まれた右手。
怖くて振り向けない。
『俺、待ってるから。いつでも、何時でも…連絡して。』
センパイが、
どんな顔で言ったかはわからない。