蒼い絆



ポンポンと頭をなでて。



『ありがとう。出て来てくれて。』



なんて言うから…。



優しく微笑んでくれるから…



張り詰めてためのがプツリと切れて



足が勝手に動いた。



自分から、センパイの胸に飛び込んでしまった。



優しい手を求めてしまった。



ダメだとわかっていながら、



もう自分を止められなくて…。



泣きじゃくる私を



センパイは優しく背中をさすってくれる。



シュウとは違う温かさに



戸惑いながらも



身を委ねしまったの…。










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